前回のあらすじ
前回→ そりゃ怨まれても仕方ないでしょ【星のカービィ スーパーデラックス】
「メタナイトの逆襲」において、都合のいい大義を手に暴虐の限りを尽くすカービィ。小生が駆るへっぽこカービィと共にその様子を引き続きご覧頂こう
リアクター破壊まで



カービィの進軍(と鳥艦長の横暴)により壊滅的な打撃を受けるハルバード。左右のウィングも破壊され(両方無くなって丁度いいとか言われてたけどそうはならんやろ)、動力源たるリアクター(それを動かしているのはウィリー)も消し飛び最早墜落は時間の問題というところまで来てしまった。許すまじピンクの悪魔。だがそれはクライマックスへの火蓋に過ぎなかった
立ち上がるメタナイツ
刀折れ矢も尽き、最早万事休す。総員退避命令を出すメタナイト。しかし部下はそれに頷かなかった



泣かせるじゃねぇか……
(鳥野郎は真っ先に逃げたけど)


そして立ちはだかる彼ら、カービィを仕留めんと奮起している為その士気は高い。だが憐れメタナイツ。ピンクの悪魔の前には大した障害とはならずちぎっては投げちぎっては投げ。割とあっさり突破されるのであった(そもそも雑魚判定な時点で吸い込みも掴み技も効いてしまう。可哀そう)

そんなこんなで来ましたはハルバード中枢。そこで待ち受けていたのは我らが真打メタナイト卿。メラメラ燃える背景と共に部下の仇(死んでないが)と言わんばかりに勝負を挑んでくる

駄菓子菓子闇討ちなどと言った野暮なことをせず、しかもカービィの為に剣を用意してくれる紳士振り。これはシリーズ恒例の景色なのだが毎度毎度よくやると思う。これこそが騎士道というものだろうか。例え悪魔相手であろうと正々堂々と戦おうとするその姿は非常に誉れ高いものがある

……が、無視した(だってヨーヨーの方が使いやすいんだもん)

そのまま二人で袋叩き。卑怯とは言うまい
メタナイトとの激闘を制した後、本格的なハルバードの崩壊が始まる。そんな窮地で、急に生えてきたウィリーに跨り(リアクターから一体くすねてきたのだろうか?)B級映画のラストシーンのような脱出劇を繰り広げる

カービィを脱出させまいと最後の意地を見せるメタナイト。まさしく「メタナイトの逆襲」のタイトルに相応しい
見ての通りカウントが異常に早く、しかもホイールの操作感になれていないとところどころぶつかるし奈落へと真っ逆さま。メタナイトの妨害も相まって手に汗握るラストだ
断たれた野望

沈みゆくハルバードを見つめ、走り去るカービィ。夕陽をバックに流れるエンディング曲との相乗効果で無駄にハードボイルド
そんな感じで結局はいつもの通り好き放題やらかしてメタナイトの企みを打ち砕いたわけである。これ以降にもこれ以前にも、彼らがこうやって真っ向から対立するのはこれのみだ(すれ違いやら勘違いやらなんやらで殴り合うことはあるけど)。カービィ作品にあるまじきカタさを持つこの作品ではあるが、今回書かなかったところでも様々な魅力があるので、是非実際に遊んでみて欲しい。そして、その感想を語り合えたら嬉しいと切に想う
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